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2009年11月

車線変更のテクニック

車運転歴3年、これまではほとんど田舎道ばかりで、都会を走ったことがなかった。片側一車線、一方通行もまず無い。高速道路も未経験。

ところが、先日、田舎の中のちょっと都会の部分で片側2車線になるところがあるのだが、そこで、右側の車線を走っていて、その先左折するのでと、何気なくウインカーを出さないで左車線に入ってしまい後ろの車に急ブレーキをふませる、という事故を起こした。

追突はされなかったのだが、相手の車が縁石に乗り上げたりで、損傷してしまい、弁償金を支払った。そして、その一週間後、今度は、その同じ道をかなり遠方までドライブするという機会が生じた。

左折の必要はまず無いと思って右側車線を走った。ところが、そうしているところに、右側は高速道路の入り口に、一般道は左に寄れという標識が出た。だが、先日の事故がトラウマとなって、どうしても左に車線変更するのが怖くてできず、とうとう高速道路のゲート付近にまで来てしまうというハメになった。

止むを得ず、ウインカーを出し、左の方の後続車に停まってもらって、ホウホウの態で、ゲートの事務所のところに車を入れるという事態を引き起こしてしまった。

車線変更するときは、まずウインカーを出して、後続車が減速するのを確認してから車線を変更するというのがルールというのはわかっているつもりなのだが。

私が運転していたのではないのだが、大阪の環状高速でも方向分岐の関係で、車線を3つくらい右にシフトするよころがあり、怖くて体がすくむような思いをしながら乗っていたのを思い出す。それでも、そこで事故がおきたというニュースを聞かないので、そんなに難しくまた危険なことではないのだろう。後続車から言えば、前方の隣接車線の車がウインカーを出しているのが見えたら減速してあげる、というのが心得ということだ。

いわば、ドライバーの約束事として、皆きちんと対応しているのだろう。そして、運転はやはり、標識に注意し、前後左右、遠方、近く、と気配り目配りをして、緊張してやらなければならない行為だと肝に銘じなければいけないのだ。

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粉飾への道 Ⅱ 減損適用

私が係っている会社には3っつの事業部があり、そのうちの1つの事業部は赤字続きで、このまま行くと今期の期末(3月)決算で固定資産に関して減損を実施しなければならなくなる。

固定資産の減損というのは、要するに、収益を生まない固定資産は資産に計上せず損金で落せ、というルールである。通常、固定資産は、減価償却という形で少しづつ費用化されるが、これを一度に費用にせよということである。

これを実施すると巨額の損失(特別損失)が発生するので、当然会社の当期利益は減少、私が係っている会社の場合は会社全体として赤字になってしまう。

減損会計の考え方自体は、役に立たない資産、いわば贅肉、をそぎ落としてし真に価値ある資産のみを明らかにしようという、非常に保守的な堅い考え方である。損失を先取りし一度に損金に落すので、翌期からは減価償却費が発生せず、その分収益的には楽になる。

ただ、低い収益にあえいでいる会社にとっては、これが結構痛い。すぐに赤字に」転落してしまうからである。そして、それは、金融機関の貸し渋りが横行している今の世の中にでは、借入ができなくなる、いや借入の早期返済を迫られるという事態をも招きかねない。将来の負担を軽くするなどと言ってはおれない、大きな問題なのである。

そこで、この会社の社長は考える。問題の事業部を赤字にしなければいい。無論それはそのとおりで、そのための営業努力を傾注している。だが、依然好転はしない。そして、持ち出してきたのが、事業部の損益計算の方式を変えるという苦肉の策である。

会社には、どの事業部にも属さない、総務、経理、人事などの本社という名で括られるセクションがあり、これらのセクションは収益を持たないコストセンターである。最終的な事業部損益はこのコストセンターの費用を配賦して計算するが、固定資産減損会計の適用に際しては、これを配賦する前の事業部の直接損益が基準となる。

そこで社長が考えた計算方式というのは、従来事業部の費用としてカウントしていた経費を本社の費用に振替えて、事業部の費用を減らそうというのである。これ自体は、あながち間違いではない。例えば、事業部の担当役員が経営者の一角として全社的な業務を行っている部分があるとすれば、その人人件費の一部は本社経費としてカウントするの正しかろう。このように、処理の仕方によって費用の帰属が変わり、事業部の損益も動くということはある。

だが、赤字を防ぐために損益計算の方法を変える、という発想は、粉飾につながる道である。赤字を防ぐために、例えば在庫を水増しする、架空の売上げを計上する、というようになってくる。特に最近のように、赤字だと銀行が融資してくれないということになると、なんとしてでも決算を黒字にいしたいと思うのは当然の感情である。

そして、一度こういうことをやってしまうと、神経が麻痺してしまって、粉飾に歯止めがかからなくなってしまうのが大方の成り行きだ。使いこみの心理と似たところがある。これぐらいなら大丈夫だろう、ほんのちょっとこれだけ、と思いながら深みにはまって行く、。ああ恐ろしい。粉飾への道である。

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