稀に見る駄作、TBSの月9ドラマ
久振りに、TBSの月曜日の夜9時からの2時間ドラマを見た。どこまでが題名なのかわからないが、「女取調官新シリーズ」というのだろうか。賀来千香子主演だが、とにかくつまらない、時間を無駄にしたという悔いがいつまでも残る愚作だった。
まず、何を描きたいのかがわからない。上層部の反対を押し切って現場が起用したエースの女刑事(女手で子供を 育てている頑張り屋という設定)が、容疑者の完璧なアリバイを崩して自供させる、というストーリーだが、ウリにするものが見当たらないのだ。
容疑者との駆け引き、心理作戦、刑事の人間味、経験の厚み、署内の人間模様、例えばこういったものがまるで無い。局は違うと思うが、以前いかりや長j介が演じた「落しの△△さん」というようなシリーズものがあったが、それには及びもつかない代物だった。
賀来千香子もミスキャストだろう。容疑者をあざけるような薄笑いをしながら攻める有様は、ただの嫌な女そのもので、ひきつけられるものは何もない。決してこれは役柄ではない。他の役者ならもっと違うように演じられるものを、賀来のそれは全く無意味な虚勢になっている。
脚本も、素人が机の上でこねくったような退屈なもので、スピード感も緊迫感もまるで無いお粗末なものだった。周囲の人物もまるで描けていない。
このようなものに2時間近くも費やしたむなしさ、悔恨がなかなか消えない。ドラマのTBSはとうに死語になったのか。
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